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弘法大師御影供法会

3日間続くお大師様への報恩と謝徳の法会
弘法大師御影供法会(こうぼうだいしおみえくほうえ)

御影供法会は、宗祖弘法大師様が高野山奥の院へ御入定された旧3月21日と前2日に、真言宗志度結集4か寺(地蔵寺・普門院・自性院・当寺)が毎年輪番でお勤めをしているもので、835年(承和2)以来続く伝統ある法会です。
ちなみに御影供は、910年(延喜10)、東寺の観賢(かんけん)が東寺灌頂(かんじょう)院で修したのがその初めとされていますが、信仰的行事は高野山が中心で、高野山の御影供は1057年(天喜5)明算(1021―1106)が始修したといわれています。
またお大師様が、私たちのために書き残されました『遺告』の中には
「我が後生の門徒よ、たとい、我が現相を見ずといえども、我が形像を見るごとに真相の思いを生じ、我が教えを聞くごとに、我が言音の思いに住せば、我定慧力をもって摂取して捨てず」とおおせられています。
この中に出てきます形像こそが御影(みえ)であります。
言い替えますと「われ(お大師様・空海)より後に生まれてわれを頼る者よ、現在の我が姿を見ることはできないが、真如法親王が絵に描いた我が姿を見て、本当に生きている我が姿だと思いなさい。我が教えをわれから直接聞くことはできないが、書き残した教典を我が言葉と思って修行しなさい。それを実践するとわれは仏となって仏の力で、われを信じるものに力をかして決して見捨てはしない」となります。
この『御遺告』によって救われ、お慈悲(苦しみが除かれ、楽が与えられる)を授けられた方は数え切れません。
その報恩に感謝すると共に、素晴らしい教えを拝受するために「御影供」さんが勤修されています。
私たちもこのお教えをお大師様の声、お言葉と信じて共に修行しませんか。
なお、併せてご先祖供養(廻向)等をなされる方はその方の戒名をご記入頂き、持参願います。

催し

弘法大師御影供法会

時間

旧暦3月21日と前2日(3日間)

会場

志度結衆4か寺(地蔵寺・普門院・自性院・当寺)のいずれか

費用

塔婆供養/一基300円
参拝料は無料

※その年によって変更がある場合がございますので、お知らせをご覧ください。お知らせはこちら